支援担当者:山本 一郎
お客様の課題
パソコン(基本的にはMacintosh)が苦手な社員の方がおり、基幹システムでマニュアル通りの操作はできるが、その中のデータを業務に活用するまでに至っていない。
そのため、パソコンの基本的な仕組みを理解し、Officeソフトの使い方をマスターすることで、データの利活用や生産性の向上に役立てたい。
支援内容
まず、以下の内容でITやパソコンの基本的な知識に関する勉強会(1回目)を実施しました。
① ITでできること(メリット、便利になること)
② 会社で使うITとは?
- ネットワークとサーバの仕組み
- 情報はなぜ一元管理すべきなのか
- フォルダ管理のルール
- ファイル管理のルール
- データベースとは
②に関しては、実際の社内環境に合わせてご説明することで参加いただいた社員の皆さまも理解しやすかったとのことでした。
次に、EXCELの活用方法についての勉強会(2回目)を実施しました。
① EXCELの基本的な使い方(並べ替え、書式の設定等)
② ピボットテーブルによる分析手法(クロス集計、グラフ等)
こちらは市販の安価なテキストを用いて、サンプルデータや実際に基幹システムから抽出したデータを使い、様々な切り口(顧客別・月別・分類別等)で分析できることを体験いただきました。
効果
会社のデータをどのように分析して、意思決定や業務改善に活用できるか、イメージいただけた。
後日、受講した社員の方が実際に基幹システムのデータを分析して、社員会議にて発表していただくという取組みを行っていただいたとのことです。
お客様の声
とかく「スキル」というものについては経営者と社員の思惑とが分離分裂しがちではありますが、ITスキルというと、今思い返してみれば「PCとかデータなんかが使いこなせたらな…」という想いは小規模な特殊印刷会社の弊社社員であってもずっと抱いていたのではないかと感じます。
経営者は経営者で生産性をいかに上げるかの情熱でもって、半分怒ったような口調で(時間も無いし)都度都度PCや業務システムの操作方法を社員にまくし立てるのですが、お互い「誰か根本から整理して、落ち着いて説明して欲しい」と願っていたところに、弊社取引銀行様よりIT活用サポーターズ様をお引き合わせ頂きました。
IT活用サポーターズ様には、PC、OS、データ、ファイルの仕組みからストレージ、ネットワークなどの基本概念からご解説いただき、その後実際の業務のデータを利用して、具体的にデータ活用の利便性、可能性を示して頂きました。
毎回、社員からは「そうだったのか!」「やっと分かった!」との声が聞こえ、私(経営者)も「実は知らなかった!」ことを教えて頂きました。
2回のレクチャー終了後、翌月の社員会議までに社員それぞれのテーマを元にデータ集計(不良率データ、売上データ)を行ってもらいました。実質3週間ほどの期間でしたが、日常業務の合間となるとそれほど余裕のある期間ではありません。
ですが、その出来は(本当に)驚くほどでした。聞くとテキストやネットの情報なども色々調べて作りましたとのこと。この時冒頭の印象を持ったのでした。
お客様情報
企業名 | 有限会社 三陽工芸 様 |
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所在地 | 東京都あきる野市平沢東1-3-5 |
設立 | 1986年 2月25日 |
事業内容 | シルクスクリーン印刷・パッド印刷・インクジェットプリントによる特殊印刷及び、 各種銘板類、表示パネルの製造等関連加工 |
URL | http://www.sanyoukougei.co.jp |